病院でも公正証書遺言が作成できる!?方法や注意点について解説

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遺言・相続

マサトです。

最近では、若い時から遺言書を作成する方が増えています。

新型コロナの影響もあり、万が一の時のために準備しておく人も増えました。

病気や事故というのは、いつ起こるのか予測できません。

そういう意味では、健康なうちに遺言書を作成しておくのが、最もベストだと思います。

しかし、何かあった時だからこそ、家族のことを真剣に考えるということだったありますよね。

病院に入院してから、家族のためにできることを考え、遺言書を作成しようと決意する。

本日は、病院で公正証書遺言を作成する方法について、お話しします。

 

「入院中ですが、公正証書遺言って作成できるんですか?」

「病院で、どのように公正証書遺言を作成するんですか?」

 

病院に入院していても、公正証書遺言を作成することは可能です。

自宅や施設にいても、問題なく作成できます。

では、具体的にどのように作成すればいいのでしょうか。

以下、詳しくご説明いたします。

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遺言書の種類は3つある

遺言書には3つの種類があると聞きましたが、どれが一番良い方法なのでしょうか?

ケースにもよりますが、確実なのは公正証書遺言になります。

遺言書には、3つの種類があります。

自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言です。

それぞれに、メリット・デメリットがあります。

詳しくは、こちらの記事をお読みください。

今回お話しするのは、公正証書遺言についてです。

遺言書の中でも、最も安全で確実は方法となります。

自筆証書遺言であればいつでもどこでも作成可能

自筆証書遺言ではダメなのですか?

自筆証書遺言でも、全く問題はありません。ただ、形式や法律的な内容に注意が必要なので、入院中であればなおのこと公正証書遺言のほうが確実だと思います。

自筆証書遺言は、手書きでどこにでも書ける遺言書です。

もちろん、形式など守らなければならないことはありますが、いつどこにいても紙とペンがあれば作成可能な方法となります。

しかし、入院中であれば書くことさえも難しいケースだってありますよね。

また、守らなければならない形式などに自信がないと、作成しても不安になってしまうと思います。

なので、入院中にちゃんとした遺言書を作成し、確実に家族に残したいという場合は、公正証書遺言が最も良い方法です。

病院で公正証書遺言を作成する方法

病院で公正証書遺言を作成するには、どうしたらいいのですか?

実は、公証人は出張対応が可能となっています。病院まで来てもらい、公正証書遺言を作成します。

病院で公正証書遺言を作成する方法は、実は簡単です。

公証人に病院まで出張してもらい、作成するのです。

本来であれば、公証役場に出向いて作成しますが、公証人は出張対応もしています。

ネックは、費用ですね。

通常の1.5倍の手数料、公証人の日当と実費がかかります。

それ以外は、通常の公正証書遺言の作成方法と変わりはありません。

詳しくは、こちらの記事をお読みください。

病院で公正証書を作成するなら専門家に依頼する

病院に入院中でも、なんとか自分で対応できますか?

正直、かなり難しいと思います。費用はかかってしまいますが、専門家に依頼することをおすすめします。

公正証書遺言は、最も安全で確実な方法にはなりますが、手間がかかります。

公証人との打ち合わせや、必要書類の取集など、病院にいなかったとしても大変な作業です。

まして、病院に入院中に作成するとなると、家族や友人などの協力が必須となります。

なので、専門家に依頼するのが最も効率的な方法です。

専門家に依頼すれば、遺言書の内容も法律的な面からアドバイスをもらえますし、必要な手続はすべて代行してもらえます。

証人なども、専門家が準備してくれますので、安心です。

費用はかかってしまいますが、公正証書遺言を病院で作成するということであれば、専門家に依頼するようにしましょう。

行政書士に依頼すれば、比較的費用を抑えることが可能です。

まとめ

病院で病気や怪我と闘っていると、家族のことが心配になると思います。

自分に何かあったら、残された家族はどうなるのだろうと。

まだ元気でいるのであれば、自筆証書遺言をじっくり作成するという方法もありです。

しかし、自筆証書遺言を作成するだけの元気や時間がないのであれば、公正証書遺言を作成するのが、最も確実な方法です。

残される家族のために、最適な方法を選択したいですよね。

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