パラリーガルにもパワハラとかあるの?パワハラがあったらどうする?

スポンサーリンク
パラリーガル

マサトです。

労働事件などを処理していると、パワハラの問題が多く見受けられます。

悲しいことに、今やどんな職場にも程度の差こそあれ、パワハラは存在していると言っていいでしょう。

もちろん、客観的にみたらパワハラには該当しないようなケースもあると思います。

しかし、本人がパワハラだと感じているのであれば、やはりそれは問題となるのです。

では、パラリーガル業界のパワハラとはどんなものなのでしょうか?

本日は、パラリーガル業界のパワハラについてお話しします。

 

「パラリーガルにもパワハラってあるの?」

「パワハラがあったら、どうしたらいいの?」

 

パラリーガル業界にも、当然パワハラはあります。

他の業界にはあるのに、パラリーガル業界だけがないようなものではありません。

ただ、パラリーガルの場合は少しだけ事情が異なります。

それは、弁護士との関係性です。

スポンサーリンク

パワハラはパラリーガル業界にもある

パラリーガル業界にも、パワハラってあるんですか?

業界に関わらず、パワハラはあると思います。

パワハラはどんな業界にもあります。

パラリーガル業界も、例外ではありません。

もちろん、パワハラがない事務所が大半ではありますので、ご安心ください。

ただ、パワハラというのは主観の問題だったりもします。

最終的には、客観的に判断されますが、当人がパワハラだと感じたら当人にとってはパワハラなのです。

そういう意味では、パワハラが存在しない職場などほとんどないのかもしれませんね。

法律事務所においては、大きく弁護士との関係、事務員との関係という2つのパワハラがあります。

パラリーガルの場合は、やはり弁護士との関係でのパワハラが問題となるでしょう。

事務員間の問題は、通常の企業の場合と変わりません。

実は弁護士からのパワハラはほとんどない

やはり、弁護士からのパワハラが多いのですか?

多くはありません。ただ、パラリーガルと弁護士は特殊な関係なので、ネックにはなります。

パワハラという言葉がまだ浸透していなかった昔、弁護士からのパワハラの話はたまに耳にしていました。

書類を投げつける、パソコンを叩きつける、パラリーガルを怒鳴るなど。

ただ、そういった弁護士はごく稀です。

まずいないと思ってもらっていいと思います。

そもそも、事務所で雇われている弁護士は大抵業務委託という契約形態です。

つまり、事務所の社員ではないのです。

従って、社員であるパラリーガルに対してそんなにうるさく言いません。

ミスなどがあれば怒るかもしれませんが、上司を通して間接的に怒られるほうが多いでしょう。

どんな職場にも、変わった人は必ずいます。

パラリーガルだからといって、特別パワハラが多いということはありません。

もしパワハラがあったら弁護士会に報告できる

もし、弁護士からパワハラを受けた場合は、どうしたいいですか?

弁護士からのパワハラは、弁護士会に懲戒請求が可能です。

万が一、弁護士からパワハラを受けた場合は、弁護士会に懲戒請求ができます。

ここが、パラリーガルのパワハラの場合の特別な点です。

企業などの場合は、労働基準監督署に相談したり、労働審判をしたりします。

もちろん、パラリーガルもそういった方法を選択することはできます。

しかし、パラリーガルの場合は弁護士会に懲戒請求をするという選択肢もあるのです。

弁護士会がパワハラがあったと判断すれば、対象の弁護士は戒告などの処分をされます。

弁護士には、弁護士法や弁護士職務基本規程というルールがあり、それに反するようなことがあった場合の罰則が設けられています。

パワハラは、弁護士として適切でない行為なので、ルールに従って処分されるということです。

ただ、懲戒請求はあくまでも弁護士としての処分を求めるものです。

損害賠償請求とは異なりますので、そこは誤解のないようにしてください。

まとめ

パワハラは、当人にとっては深刻な問題です。

パラリーガルであっても、それは変わりません。

一人で悩む前に、信頼できる同僚や上司に相談する、いよいよとなれば労働基準監督署に相談するといった方法を検討するようにしましょう。

パラリーガルは、とてもやりがいのある仕事です。

ほとんどの事務所では、パワハラなどはないはずですので、ご安心ください。

タイトルとURLをコピーしました