マサトです。
最近の若い人にとっては、パソコンスキルがあって当たり前だと思います。
小さい頃から家で触れていたでしょうし、学校の授業などでも勉強していたでしょうからね。
しかし、昔は当たり前ではなかったのです。
パラリーガルでも詳しい人はいましたが、かなりレアな存在でした。
本日は、パラリーガルのパソコンスキルについてお話しします。
「パラリーガルにもパソコンスキルって必要なの?」
「どんなパソコンスキルが求められるの?」
パラリーガルにも、パソコンスキルは必要です。
なにせ、一日のほとんどをパソコンと向き合って仕事しています。
特に、WordとExcelはかなりの頻度で利用するはずです。
では、パラリーガルにはどんなパソコンスキルが必要になるでしょうか。
パラリーガルの仕事はほとんどがパソコンを使用

パラリーガルって、どれくらいパソコンを使用するんですか?

一日のほとんどは、パソコンに向き合って仕事しています。
パラリーガルの仕事は、事務職です。
職業柄、紙の使用量も半端じゃありません。
例えば、面談の時に使用する相談シートというものがあります。
相談者の氏名や住所、勤務先といった個人情報や、相談内容を簡単に記入してもらう用紙です。
この相談シートを作成・編集したり、印刷して面談時に用意しておくのもパラリーガルの仕事です。
ほとんどの場合、Excelで作成されているはずなので、Excelが使えないとお話になりません。
また、受任した後に送付する受任通知もそうですし、送付書、答弁書、準備書面、和解書など、取り扱う書面は相当数に及びます。
これらすべての書面が、WordかExcelを使用して作成されていますので、パラリーガルの仕事にパソコンスキルは必須なのです。
ただ、こういった書面の作成・編集作業には、そこまで高度なスキルは求められませんので、そこは心配されなくても大丈夫です。
パラリーガルにはデータ集計スキルも必要

簡単なパソコンスキルがあれば、パラリーガルとしては問題ないですか?

より活躍したいという思いがあるのであれば、Excelの関数は使えるようにしておきましょう。
パラリーガルは、法律事務という特殊な仕事です。
法律事務に特化しているイメージだと思いますが、それだけではありません。
例えば、先月何人が相談にきて、そこから何人が受任に繋がったのか。
相談者の年齢、住所、分野はそれぞれどのようになっているのか。
そういった集計業務も、パラリーガルの仕事です。
一般社員はやらないと思いますが、管理職などになるとこういった業務も必要になります。
システムを導入していれば、ある程度はシステムから必要な情報を抜き出すことが可能でしょう。
しかし、システムを導入していない、またはシステムからは抽出できないという場合は、Excelで関数を利用して必要な情報を抽出しなくてはなりません。
そのためには、関数の知識が必要になります。
Vlookup、Countif、Averageifなどですね。
このあたりは、パラリーガルとして教わることはない部分です。
自分で勉強するか、管理職になることが決まってから誰かに教えてもらうかしかありません。
もし、既に関数のスキルが身に付いていれば、それだけスタート地点で優位に立つことができます。
マクロまで使えたらパラリーガルとして重宝される

マクロなんて、パラリーガルの仕事でも必要なんですか?

なくても仕事はできますが、あると業務がかなり効率化されます。なので、マクロが使えるパラリーガルは重宝されるのです。
マクロとは、複数の手順を記憶して自動的に実行させる、Excelの機能のことですね。
これが使えると、パラリーガルの業務は飛躍的に効率化できます。
例えば、上記でお伝えした集計業務、これもマクロが使えればボタン一つで作成することが可能となります。
また、事件処理で使用する書面も、ボタン一つで作成できるようになるので、かなりの時間短縮に繋がるのです。
マクロが使えるパラリーガルはかなりレアな存在なので、余裕があれば勉強してみてはいかがでしょうか。
まとめ
時代が進むにつれ、様々なことがパソコンで解決できるようになってきました。
パラリーガル業界は、やや時代に遅れをとっています。
これからのパラリーガルは、より高度なパソコンスキルを求められてきますので、時代に乗り遅れないようにしましょう。
私も、日々努力したいと思います。