パラリーガルの仕事。1日のスケジュールとは【任意整理編】

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パラリーガル

マサトです。

パラリーガルの仕事は、常に状況に変化があるので、日々新しい発見があります。

しかし、基本的な業務は変わりません。

 

本日は、パラリーガルの1日の仕事をご紹介します。

 

「パラリーガルって、勤務時間はどれくらいなの?」

「弁護士とはどんな関係なの?」

 

あまり、イメージがつかないですよね。

基本的には、事務職の仕事を想像していただければ問題ありません。

本記事では、パラリーガルの1日を、スケジュール形式でお伝えします。

今回は、任意整理の仕事です。

記事を読んで、パラリーガルに興味を持ってくれたら幸いです。

パラリーガルについては、こちらの記事をお読みください。

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パラリーガルの午前の仕事

パラリーガルは、午前中はどんな仕事が多いのですか?

午前中は、主にデスクワークが中心となります。

AM9:30 出勤

出勤したら、まずメールなどのチェックをします。

他部署や弁護士からのメールが多いですね。

内容に応じて、返信したり確認したりします。

AM10:00 業者へ連絡(1回目)

連絡がきていたものに折り返したり、連絡がこないものを催促したり。

任意整理業務は、業者とのやりとりがかなり発生します。

例えば、提案書を送って業者から折り返しの電話がきたとします。

そこでは、依頼者の家計収支はどうなっているのか、全体の債務額はいくらなのか、なぜ原資はこの金額なのかなどを聞かれたりします。

それを、矛盾のないように回答することが必要です。

1日に、こういった電話のやりとりが何度か発生します。

AM11:00 郵送物の確認

裁判所や債権者から、書面がたくさん届きます。

仕分けは別の部署で行ってくれますが、届いた書面を確認するのはパラリーガルの仕事です。

例えば、裁判所から期日の書面が届いたら、期日調整をしてシステムに登録します。

和解書面が届いたら、その内容が合っているのかを確認します。

担当案件が多ければ多いほど、対応する数も多くなります。

AM11:40 業者へ連絡(2回目)

郵送物の確認後、必要があれば債権者に連絡します。

債権者からの連絡、また債権者からの連絡で最も多いのは、進捗確認です。

方針は確定したのか、いつ提案書を送れるのか、そういったことを毎月確認されます。

対応自体はそんなに時間かかりませんが、件数がかなり多いですね。

パラリーガルの午後の仕事

パラリーガルは、午後はどんな仕事をするんですか?

午後は、弁護士とのやり取りやMTGといった仕事が入ってきます。

PM13:00 昼食

お昼ですね。

事務所にもよりますが、大体この時間です。

出勤が9時半なので、お昼も少し遅めになることが多いと思います。

PM14:00 返済計画表の作成

返済計画表を作成します。

返済計画表は、任意整理の仕事のうち最も重要な仕事の一つです。

5社の債権者の返済計画を作成するので、それぞれの債権者の特徴を考慮し、返済回数を調整しながら計画を考えます。

また、この時点で返済に充てる予定の原資が設定されていますが、その原資についての妥当性も検討します。

例えば、原資5万円で設定していた場合、実際に積立ができていれば返済可能と判断されます。

しかし、家計収支表を見るとかなりかつかつな状態となっています。

もしかしたら、原資をもう少し減らしたほうが依頼者の利益になるのではないか、そういったことも考えて、長期返済できる債権者については、長期で返済計画を作成したりしています。

1時間で5人分ほど作成します。

PM15:00 弁護士に相談

弁護士に確認することで多いのは、債権者からの対案の内容です。

こちらから提案書を送付すると、債権者からの回答がきます。

そこで、債権者側から対案を伝えられます。

例えば、利息を付して総額はこの金額にしてほしい、回数をもっと短くしてほしいといったことです。

パラリーガルで対応可能な範囲であれば対応しますが、全体的に原資を調整しなくてはいけないような内容や、方針自体を見直す必要がある場合は、弁護士に相談します。

弁護士に相談する際は、現状をわかりやすく簡潔に説明し、考えうる今後の対応を提示して、意見を求めるようにしています。

そのように対応をすることも、パラリーガルに求められるスキルの一つなのです。

PM16:00 MTG

部署では、1週間に1度はMTGを行います。

それぞれの業務状況や、債権者の最新情報、部署目標の進捗具合などを確認するのが目的です。

債権者の和解情報は、日々変わっていきます。

また、債権者側の担当者が変わることもあるので、そういった情報を共有するためにも、MTGは必要です。

事務職員能力認定試験の情報交換なども行ったりします。

事務職員能力認定試験については、こちらの記事をお読みください。

PM17:00 目標業務の処理

目標設定している業務の処理を行います。

目標設定をしているかどうかは、事務所によりますね。

例えば、業務マニュアルを作成する、システム改修案を作成する、業務改善をするなどです。

パラリーガルは、法律事務だけが仕事ではありませんし、法律事務だけをしていればいいというわけでもありません。

社会人として、どこでも通用するスキルを身に付けることは重要なことです。

そういったスキルを身に付けることで、パラリーガルとしての成長にも繋がっていくのです。

PM18:30 退勤

残業がなければ、退勤となります。

翌日のスケジュールを確認し、やるべきことを設定したら仕事完了です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これが、パラリーガルの1日の仕事内容です。

もちろん、人によって順番が異なりますし、日によっても変わってきますが、だいたいはこのような内容になっています。

パラリーガルは、法律知識といった専門性を習得しながら、社会人スキルもしっかりと身に付けることができる仕事です。

興味がありましたら、パラリーガルの世界で一緒に仕事をしてみましょう。

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