病院の治療費も債務整理できる?治療費の債務整理の方法について解説

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債務整理

マサトです。

債務整理をするときは、通常消費者金融や信販会社からの借入について行います。

しかし、それ以外に借入がある場合もありますよね。

その一つが、病院の治療費です。

本日は、病院の治療費の債務整理についてお話しします。

 

「病院の治療費も、債務整理できるのですか?」

「治療費を債務整理すると、何か不都合なことがありますか?」

 

病院の治療費も、債務整理することは可能です。

ただ、やはり通常の債務整理とは異なります。

病院側も、消費者金融などと違って債務整理の手続に慣れていません。

したがって、話し合いなどもスムーズにいかないケースもあるのです。

本記事では、病院の治療費を債務整理する場合の手続方法や注意点について解説します。

治療費の債務整理を検討されている方は、参考にしてください。

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治療費を任意整理で解決する

病院の治療費について、任意整理を行うことは可能ですか?

可能ではありますが、あまり現実的な選択肢ではありません。

治療費について、分割で支払っていくよう交渉を行い、和解する方法です。

任意整理については、こちらの記事をお読みください。

通常の任意整理のように、長期分割でというのは難しいですが、和解することは可能です。

ただ、冒頭でもお伝えしたように病院側は債務整理という手続きに慣れておりません。

そのため、和解自体ができない可能性があります。

また、仮に和解が可能だとしても、ご自身で分割の相談をするよりも大きな効果を得られない可能性が高いです。

したがって、分割で支払いたいと考えている場合は、弁護士に依頼するのではなく直接病院側と話をしたほうが、費用なども掛からないためメリットがあります。

どうしても話がつかない場合は、弁護士に相談して他の手続なども検討してみてください。

治療費を個人再生で解決する

個人再生の申立をすれば、治療費でも圧縮されますか?

借金の場合同様、治療費も圧縮することが可能です。

裁判所に申立を行い、債務を圧縮した上で分割して支払っていく方法です。

個人再生の手続については、こちらの記事をお読みください。

債務が治療費だけの場合は、ハードルが高くなります。

治療費がよほど高額で、給与所得者等再生を選択できるのであれば別ですが、金額が対した金額ではない、小規模個人再生しかできないという場合は、意味をなさない可能性が高いです。

他にも債務があるのであれば、個人再生は大きなメリットとなります。

全体の債務額を見て、収支状況や財産状況を総合的に判断した上で、手続を選択することとなりますので、まずは弁護士に相談してみてください。

治療費を自己破産で解決する

治療費がどうしても支払えない場合は、どうしたいいでしょうか?

自己破産をすれば、治療費についても債務が免除されます。

裁判所に申立を行い、債務をゼロにする手続です。

自己破産の手続については、こちらの記事をお読みください。

病院の治療費についても、手続の対象となります。

自己破産の場合は、返済不能の状態にあるのかがネックです。

したがって、やはり債務が治療費だけの場合はハードルが上がってしまいます。

他にも債務があって、全体として返済不能な状況にあれば、治療費も含めて自己破産をすることには何の問題もありません。

もちろん、債務が治療費だけだったとしても、返済不能であれば自己破産は可能なので、まずは弁護士に相談してみましょう。

まとめ

病院の治療費についても、債務整理することは可能ですので、支払が困難であればすぐに弁護士に相談をするようにしましょう。

借金を債務整理する場合は、ブラックリストに載ってしまうことで今後の借入がしばらくできなくなってしまいますが、病院の治療費についてはそういった心配もありません。

治療を継続中の方は、債務整理をして治療費を踏み倒すようなことをしたら、もう治療してもらえないのではと不安になるかと思います。

しかし、医師には診療を拒否するのに正当な事由が必要になります。

債務整理は、その正当な事由には該当しないので、心配しなくても大丈夫です。

もし、診療を拒否されるようなことがあれば、その件も弁護士に相談するようにしましょう。

治療費の債務整理を今すぐ弁護士に依頼したい方は、こちらの記事をお読みください。

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