マサトです。
履歴書を書くときや面接のときに大切なのは、やはり志望動機でしょう。
これまでの経験や所持資格などの情報は、即戦力になるかという判断には役に立ちます。
しかし、志望動機はもっと根本的な疑問です。
「数ある事務所の中から、なぜこの事務所を選んでくれたの?」
これに答えられないと、お話になりませんよね。
本日は、パラリーガルの志望動機についてお話しします。
「パラリーガルの志望動機は、どんなことを話せばいいの?」
「志望動機を書く際に、大切なことはなに?」
志望動機は、当然人によって違います。
応募する事務所によっても、全く違います。
無限通りの志望動機があるわけです。
では、パラリーガルの志望動機で大切なこととはなんでしょうか。
志望動機という言葉をちゃんと理解する

志望動機に、法律に興味があると書こうと思いますが、どうでしょうか?

それは、正確に言うと志望動機にはなっていません。
みなさんは、志望動機という言葉をきちんと理解してますか?
面接などをすると、志望動機を勘違いしている人が結構いるんです。
例えば、以下のようなものです。
- 法律に興味がある
- 将来、弁護士になりたい
- 過去に弁護士にお世話になった
何が間違っているかわかりますか?
これらは、すべてパラリーガルになりたい理由です。
パラリーガルになりたい理由を聞かれているなら、間違っていません。
しかし、志望動機とは「数ある事務所の中から、なぜこの事務所を選んでくれたの?」という意味です。
上記のような回答をしてしまっては、「じゃあ法律事務所ならどこでもいいの?」と聞き返されてしまいます。
志望動機とは、なぜその事務所を選んだのかです。
パラリーガルになりたい理由は、志望動機と合わせて説明するようにしましょう。
志望動機は理路整然と説明する

あがり症なので、面接でちゃんと答えられるか不安です。

緊張してしまうのは仕方ないです。ただ、話の内容は理路整然とさせるようにしましょう。
志望動機だけではなく、面接では全ての話を理路整然と説明できるに越したことはありません。
考えて答が詰まったり、焦ったりしてしまうのは問題ありません。
面接で緊張してしまうのは、仕方がないことです。
しかし、話が矛盾してしまうのはよくありません。
下手をすると、嘘をついてるように聞こえてしまう可能性もあります。
終始一貫した説明ができなければならないのです。
だからこそ、面接の前に自分の考えをまとめて、それを伝えるという練習をしなくてはなりません。
理路整然と話ができるよう、しっかりと下準備をしておきましょう。
志望動機ではなぜその事務所に応募したのかを説明する

志望動機は、どのようなことを話せばいいのですか?

なぜその事務所を選んだのか、それに尽きます。
「数ある事務所の中から、なぜこの事務所を選んでくれたの?」
この疑問に答えるのが、志望動機です。
つまり、その事務所でなくてはならない理由を説明する必要があります。
例えば、自宅から近いからという理由も立派な志望動機です。
自宅から近ければ、それだけ通勤にかかる時間も少なく、通勤のストレスもありません。
通勤時間が少ないことで、空いた時間を勉強に充てることもできますし、ストレスがなければモチベーションを維持して高いパフォーマンスを発揮できますよね。
そのような説明のほうが、「法律に興味がある」という理由よりも、はるかに説得力があります。
もちろん、自宅から近いという理由だけでは足りません。
他にも、自宅から近い事務所はあるはずですから。
経営方針や事務所の規模、取り扱っている分野、教育体制、福利厚生など、あらゆる項目についてその事務所でなくてはならない理由があります。
大切なのは、面接官が「なるほど、だからうちの事務所を選んでくれたんだな」と納得できるかどうかです。
頭の中でシミュレーションし、納得させられるよう話をまとめておいてください。
まとめ
志望動機は、履歴書や面接の基本事項です。
即戦力になるかどうかを判断するのであれば、経験やスキルが重視されます。
しかし、基本事項がしっかりしていないと、経験やスキルがあっても信頼ができません。
やはり、この事務所に入りたいという思いの人を、採用したいですから。
パラリーガルは、非常にやりがいのある仕事ですので、是非応募してみてください。