マサトです。
債務整理は、借金の返済が厳しくなった時に行います。
しかし、借金の返済が厳しくなった事情は人によって違いますよね。
ギャンブルが原因で借金の金額が大きくなりすぎて払えなくなった、事故や病気で働けなくなってしまった、知人の借金の保証人になってしまったなど。
どんな原因であれ、債務整理が必要であることに変わりはありません。
したがって、もしうつ病などが原因で借金が返済ができなくなってしまったとしても、債務整理は可能です。
また、債務整理の手続自体も問題なく行うことができます。
「うつ病でも、債務整理の手続をすることはできますか?」
「手続を進める上で、何か気をつけるべきことはありますか?」
うつ病の状態で債務整理を依頼することに、不安な気持ちはあると思います。
ちゃんと手続ができるのか、返済していけるのかなど。
債務整理の手続を進めていく上で、確かに気を付けなければならないポイントはあります。
本日は、うつ病の場合の債務整理についてお話しします。
債務整理は弁護士との連携が必須

うつ病で、債務整理の手続ができるのか不安です。何か気を付けるべきポイントはありますか?

債務整理を進めるためには、弁護士との連携が必要です。法律事務所からの連絡には、必ず対応するようにしましょう。
債務整理には、3つの手続があります。
詳しくは、こちらの記事をお読みください。
どの手続を選択するにしても、代理人である弁護士との連携は必須です。
代理人からの連絡に対応できないといったことがあると、手続を進めることができません。
連絡が取れない状態が続くと、結果的に代理人を辞任されてしまいます。
うつ病という状態だと、外部との連絡が億劫になってしまうとは思いますが、頑張って弁護士からの連絡には対応するようにしましょう。
債務整理の手続によっては書類収集が必要

弁護士からの連絡に対応さえすれば、問題はないですか?

弁護士からの連絡に対応するのは、最低限必要です。債務整理の手続によっては、書類収集などの作業が必要になりますので、その対応もしっかり行ってください。
任意整理を選択された場合は、基本的に書類収集が必要になることはありません。
和解後に、しっかりと返済さえしていくことができれば、心配ないです。
しかし、個人再生や自己破産の場合には、書類収集が必ず必要になります。
詳しくは、こちらの記事をお読みください。
書類収集は、色々な書類が必要になります。
給与明細や住民票、家の契約書、保険証書など。
家計収支表といって、家計の詳細を記載しなければならない書類もあります。
うつ病で苦しんでいるときに、たくさんの書類を集めるというのは大変だと思います。
しかし、債務整理をするためには絶対に必要になる書類です。
書類を集められないと、やはり代理人に辞任されてしまいます。
途中まで進めて辞任となってしまっては、時間と費用が無駄になってしまうのです。
書類収集が無事終われば、申立することができます。
そこまでいけば、債務整理の手続はあと少しですので、頑張って集めるようにしましょう。
個人再生と自己破産の場合は面談や出廷が必要になるかも

申立が済んでしまえば、もう対応することはありませんか?

面談や出廷が必要になる可能性があります。最後の難関だと思って、頑張って対応してください。
申立が完了すると、裁判所での手続がスタートします。
個人再生や自己破産の場合には、ここでも注意点があります。
再生委員や管財人との面談が必要になるのです。
絶対ではないのですが、再生委員や管財人がついた場合には、面談が必要になると思っておいたほうがいいです。
また、裁判所に行かなくてはならない可能性もあります。
外に出て誰かと会い、借金の話をするというのは、うつ病の状態によっては厳しいですよね。
しかし、債務整理ももうすぐ完了です。
ここを乗り切れば、ゴールは目前なのです。
借金の問題が解決されれば、心も軽くなり一歩前に歩き出せると思います。
最後の踏ん張りどころだと考え、乗り切ってください。
まとめ
うつ病だと、手続をできるかどうかということが心配になると思います。
弁護士や事務員とのやりともありますので、大変に思えるかもしれません。
しかし、まずは借金の問題を解決することを考えるようにしましょう。
借金の問題が解決すれば、一つ重荷がなくなることは間違いありません。
債務整理を検討されている方は、こちらの記事をお読みください。