マサトです。
パラリーガルになったばかりの方によく聞かれるのが、以下の質問です。
「何か勉強しておくことはありますか?」
「法律の知識などは必要なのでしょうか?」
基本的に、事前の勉強は不要です。
実務をやりながらじゃないと、中々身に付いていかないからです。
しかし、仕事のイメージをしておくという意味では、本を読むのは効果があります。
パラリーガルとしての心構えを作れるからです。
本日は、パラリーガル初心者におすすめの本を紹介します。
興味があれば、読んでみてください。
パラリーガル初心者におすすめの本を紹介する理由

実務の本は読まなくてもいいんですか?

最初は不要です。それよりも、心構えが大切です。
冒頭でもお伝えしましたが、パラリーガル初心者の方は実務の勉強を本でする必要はありません。
本で勉強しようとすると、理解できずにむしろモチベーションを下げる結果になります。
実務の本は、実際の手続の方法などが詳しく書いてあり、実務をする上でわからないところを調べたりする際には重宝します。
実際、パラリーガルの業務をしていると必ず本で調べることが必要になるでしょう。
しかし、パラリーガル初心者の方はまだ右も左もわからない状態です。
言葉の意味や手続の流れなどを理解していないはずです。
そうすると、いくら読んでも頭に入ってきません。
実際に業務をしていれば、自然と全体の流れも見えてきて、必要な時に必要なことを調べられるようになります。
それまでは、本で実務の勉強をしないようにしてください。
では、今回おすすめする本はなんのためかというと、パラリーガルとしての心構えを作るためです。
パラリーガルは、弁護士のサポートをするのが仕事です。
弁護士が最大限のパフォーマンスを発揮できるようにサポートすることで、間接的に依頼者の利益に繋がっていきます。
パラリーガルは、弁護士の右腕だというイメージを持ってください。
本体が弁護士です。
例えば、パラリーガルとして何か不手際があると、全て弁護士の責任になります。
右腕に責任は取れませんよね?責任を取るのは本体です。
では、どんなことがあると弁護士の責任になるのか。
パラリーガルはどんなことに気を付ければいいのか。
一般企業の社員と何が違うのか。
そういった、パラリーガルとしての基本的な心構えを作るために、本を読むことは重要です。
今回は、そういった視点から2冊の本を選んでいます。
是非読んでいただき、パラリーガルとしての心構えを整えてください。
パラリーガルの詳しい仕事内容を知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
パラリーガル初心者はまずはこれ!「今日から弁護士秘書」
こちらは、実は本ではありません。
日本弁護士連合会で発行している、冊子になります。
書籍としても販売されていますが、日本弁護士連合会のHPからPDFファイルでダウンロードが可能となっています。
しかも、無料です。
内容は、パラリーガルとしての心構えや注意点、電話対応やコピーの取り方など、とても無料とは思えない完成度となっています。
パラリーガルになったばかりの方は、まずはこれを読んでおけば問題ありません。
また、パラリーガルになりたいという方も、これを読むとパラリーガルの仕事がなんとなくイメージできると思います。
パラリーガル初心者の方はもちろん、興味がある方も是非見ていただければと思います。
働き始めたらこの1冊!「Q&Aで分かる 法律事務職員実践ガイド」
第一法規から出版されている本です。
定価は、2640円となります。
パラリーガル初心者向けに作られています。
「今日から弁護士秘書」よりも、かなり広い範囲について説明されており、内容も深いです。
パラリーガルになってすぐに読んでも、理解できない箇所があるかもしれません。
どちらかというと、パラリーガルになってすぐに読むというよりは、一冊持っておいて業務をしながら読み進めたほうが、効果があるでしょう。
パラリーガル初心者になって、初心者を卒業するくらいまでの間に、1冊読むくらいのイメージでいいと思います。
業務に関しても細かいところまで解説されているので、これ一冊で大体の疑問は解消されます。
まとめ
パラリーガル初心者の方は、この2冊で十分です。
事務所によっては、書庫などに置いてあるかもしれませんので、探してみてください。
あせらずに、まずはパラリーガルとしての基礎を作ることを意識してみましょう。
それが、後々のパラリーガルとしての成長に大きく影響してくるはずです。