マサトです。
山形県で、初のコロナ感染者が確認されました。
じわじわと、全国に広がっていってますね。
東京都も、新学期の対応について検討中のようです。
子供がいる家庭は、親もそうですが子供もストレスがたまってしまうでしょうね。
また、先が見えないということも、精神的なダメージになっているかと思います。
さて、先日過払金についての記事を書かせていただきました。
過払金について知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
過払金については、手続内容や費用に関してのご質問が多いのですが、たまに不動産担保を設定している人からのご質問もあります。
「不動産を担保にしてるけど、過払金があった場合はどうすればいいの?」
「登記を抹消するために、必要な書面はどうやって集めるの?」
実は、過払金を回収した後の抹消登記の手続は、非常に簡単です。
なぜなら、抹消登記に必要な書類は業者がそのほとんどを用意してくれるからです。
本日は、上記のような疑問にお答えするために、抹消登記を行わなかった場合のリスクや、抹消登記の手続について解説いたします。
この記事を読んでいただければ、過払金を回収した後の抹消登記の手続で迷うことはありません。
今すぐに過払金の回収を依頼したい方は、こちらの記事をお読みください。
不動産担保の借入とは

消費者金融の借入でも、不動産を担保にすることってあるんですか?

ケースとしては多くありませんが、不動産を担保にして借入をすることもあります。
通常、消費者金融から借入をする際は、担保を付けずに借りることができます。
しかし、金額が大きい場合、例えば500万円~1000万円となると、なんの担保もなしには貸してくれません。
そういった場合に、不動産を担保にして借入をすることができるのです。
不動産担保で借入ををする場合は、登記簿にその旨の記載がされます。
だいたいは、抵当権か根抵当権を設定することになります。
当然、完済すれば抹消することができるようになります。
気つけなくてはいけないのは、完済したからといって自動的に抹消されるわけではないということです。
抹消登記という手続きを踏んで初めて、抵当権などが抹消されるのです。
過払金が発生するということは、債務が残っていないということです。
したがって、完済したのと同じ扱いになり、抹消登記の手続をすることができるようになるのですね。
過払金回収後に抹消登記をしないとこんなリスクがある

抹消登記は必ずしなければならないのですか?

抹消登記をしないと、先々に色々なリスクが発生する可能性があります。
抹消登記をしなかったからといって、何か罰則があるわけではありません。
しかし、将来的にご自身が困ることとなりますので、速やかに抹消登記の手続を行ってください。
でな、どんなリスクがあるのでしょうか。
必要書類を紛失する
抹消登記に必要な書類は、
- 登記済証または登記識別情報
- 登記原因証明情報
- 委任状
- 登記事項証明書
の4つです。
失くしたら、その後絶対に抹消登記ができないというわけではありません。
しかし、書類収集に手間がかかり、非常に時間がかかってしまう可能性があります。
不動産を売却できない
「不動産を売ろう」、「不動産を担保にお金を借りよう」と思っても、抹消登記の手続をしていないとできません。
抵当権などの担保がついている不動産は、買主も敬遠します。
完済していることを伝えたとしても、登記簿上はそのように見えないので、当然信用してもらえないでしょう。
こういったリスクを回避するためにも、過払金の返還があったら抹消登記の手続をすぐに行いましょう。
過払金回収後の抹消登記の手続きの流れ

抹消登記のやり方がわからないのですが…。

抹消登記は比較的簡単な手続ですが、専門家に頼むのが最も確実で費用対効果も高いです。
抹消登記の手続は、比較的簡単です。
ネットなどをみれば、やり方もしっかりと書いてあります。
しかし、もし申請書にミスなどがあると、書類を修正しなくてはなりません。
申請書を作ること自体にも、時間を取られると思います。
それであれば、最初から登記の専門家である司法書士に抹消登記を依頼したほうが、全体的に見たら安く済むはずです。
実費と司法書士の報酬込みで、1万円~2万円ほどでできます。
なので、ここでは司法書士に依頼をするという前提で、ご説明をいたします。
もしご自身でされたいということなら、ネットで申請書の書き方を調べて作成し、必要書類と一緒に法務局に持っていけば、書き方などを教えてくれます。
必要書類の収集
過払金の入金があると、基本的には業者から必要書類一式が送られてきます。
たまに送られてこない時もありますが、催促すれば送ってくれます。
なので、特にご自身で集めなくてはいけない書類はありません。
司法書士に抹消登記を依頼
必要書類が業者から送られてきたら、依頼している専門家からご自身充てに送付されます。
あとは、その書面をもってお近くの司法書士事務所に行けば、すぐに抹消登記の手続をしてくれるはずです。
お近くに司法書士事務所がない場合は、ネットで全国対応している司法書士事務所がありますので、探してみてください。
まとめ/過払金を回収したら早めに抹消登記手続をしよう
過払金を回収した後の抹消登記は、必要書類も揃っているのでほとんど手間がかかりません。
司法書士に依頼してもそこまで報酬もかからないので、すぐに対応することをおすすめします。
いざ、不動産を処分したいという場合などに、余計な時間と手間がかかってしまうリスクを考えると、即対応しておいたほうが将来的なメリットになります。